救急科

救急科

腎梗塞

基本的には珍しい疾患とされており、4年間にERを受診した約25万人の患者のうち、0.007%にあたる17人のみが急性腎梗塞と診断されたと報告されている。他方、腎梗塞を尿路結石や腎盂腎炎と鑑別することは容易ではなく、見逃しや診断の遅れが生じや...
内科

高K血症

疑ったら心電図血液ガス(再検指示)介入の判断K > 6.0 mEq/L心電図変化あり(テントT→P波消失→wide QRS)の場合は緊急で治療介入する。ただし、K値の急激な上昇と慢性的な高値ではリスクが異なることに留意。直ちに行う応急処置(...
救急科

敗血症に対する昇圧薬・血管収縮薬

敗血症における臓器障害のメカニズムは明らかにはされていませんが、血管拡張と組織微小循環の障害による血流分配の異常が関与しているという説が提唱されています1。初期輸液とともに、血管収縮薬が頻用されますが、いわゆる「カテコラミン」に類するものが...
内科

ビタミンB1欠乏症の症状・検査・治療

臨床でよく問題になるものの、診断も治療も手探りになりがちなビタミンB1欠乏症。ビタミンB1は数週間のうちに枯渇しうる重要なビタミンで、不足するとWernicke 脳症や脚気心をきたします。ビタミンB1欠乏の症状や有効な検査、治療薬とその投与量について説明します。