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気管支拡張症

様々な成因(下記)により、亜区域気管支より末梢の気道が不可逆的に拡張した状態。疫学米国には35万〜50万人の成人患者がいる。60歳以上になると有病率が8〜10倍に増加する。デンマークの研究では、非喫煙者における慢性咳嗽の最大のリスク因子が気...
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前立腺肥大症

前立腺容積 > 20 mL であることを前立腺肥大症と定義する。男性の下部尿路症状の原因として最も頻度が高く、40代でも25%(40代で4人に一人)、70代では80%にみられる。前立腺肥大の評価直腸診> 50 mL の前立腺肥大を検出できる...
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Yellow nail syndrome

爪の黄変・肥厚、リンパ浮腫、呼吸器病変を3徴とする疾患診断には上記のうち2つがあればよく、3徴すべてが揃うのは27-60%程度である正確な疫学データには乏しいが、世界中で報告があり、もっぱら50歳以上の成人にみられ、性差はない家族性の報告も...
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浮腫の鑑別

ジェネラリストのための内科外来マニュアル 第3版、UpToDate をもとに整理。浮腫の概論分類pitting edema:5秒以上圧痕が残る浮腫。そのうち、40秒以内に圧痕が消失するものを fast edema、戻らないものを slow ...
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高K血症

疑ったら心電図血液ガス(再検指示)介入の判断K > 6.0 mEq/L心電図変化あり(テントT→P波消失→wide QRS)の場合は緊急で治療介入する。ただし、K値の急激な上昇と慢性的な高値ではリスクが異なることに留意。直ちに行う応急処置(...
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ビタミンB1欠乏症の症状・検査・治療

臨床でよく問題になるものの、診断も治療も手探りになりがちなビタミンB1欠乏症。ビタミンB1は数週間のうちに枯渇しうる重要なビタミンで、不足するとWernicke 脳症や脚気心をきたします。ビタミンB1欠乏の症状や有効な検査、治療薬とその投与量について説明します。
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Cheyne-Stokes 呼吸

Cheyne-Stokes 呼吸について解説しています。概要、メカニズム、原因となる疾患のほか、もし Cheyne-Stokes 呼吸をみつけた場合の対応の流れ、鑑別すべき異常呼吸も概説しています。
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DVTの診断

DVTの診断リスク分類と D-dimer の値によってDVTを除外できる場合があります。除外困難であれば下肢エコーが必要です。リスク分類ガイドラインではDVT用Wellsスコアが提示されています。0点以下を低リスクとします。DVT用Well...
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不穏時に用いる薬剤

せん妄による不穏に対して薬物療法を第一に選択するべきではありませんが、緊急避難的に非経口薬の投与が必要な場合もあります。内服困難な場合頻用されるのは主にセレネースで、循環動態が安定していればコントミンも選択可能です。いずれも副作用が多く、で...