救急科 腎梗塞 基本的には珍しい疾患とされており、4年間にERを受診した約25万人の患者のうち、0.007%にあたる17人のみが急性腎梗塞と診断されたと報告されている。他方、腎梗塞を尿路結石や腎盂腎炎と鑑別することは容易ではなく、見逃しや診断の遅れが生じや... 2025.08.17 救急科
内科 血色素誘発性急性腎障害の予防(横紋筋融解症、溶血) 腎障害を防ぐため、ボリューム不足の補正と尿細管円柱形成の予防を目標として治療を行う。CK値が筋損傷の程度と相関することが知られており、腎障害リスクがあるか否かの判断にCKを用いる。CK > 5000 units/L を閾値とするが、CKがこ... 2025.08.17 内科
内科 喘息 ジェネラリストのための内科外来マニュアル 第3版 8章 喘息/COPDの内容がほぼほぼ GINA の文書をもとに記載されているよう。GINA の文書の原文も有料だが PDF で入手できる。これらをもとにここでも記載する。喘息のコントロール状... 2025.08.12 内科
内科 PE・DVTの抗凝固療法 PE、DVTに対する抗凝固療法について、2025ガイドラインをもとに整理する。PE・DVTの治療の原則PTEや中枢型DVTは、重篤でなく禁忌がなければDOACを用い、最低3ヶ月治療する。末梢型DVTは経過観察する。肺血栓塞栓症ヘパリン (目... 2025.08.12 内科
内科 浮腫の鑑別 ジェネラリストのための内科外来マニュアル 第3版、UpToDate をもとに整理。浮腫の概論分類pitting edema:5秒以上圧痕が残る浮腫。そのうち、40秒以内に圧痕が消失するものを fast edema、戻らないものを slow ... 2025.07.08 内科
内科 高K血症 疑ったら心電図血液ガス(再検指示)介入の判断K > 6.0 mEq/L心電図変化あり(テントT→P波消失→wide QRS)の場合は緊急で治療介入する。ただし、K値の急激な上昇と慢性的な高値ではリスクが異なることに留意。直ちに行う応急処置(... 2025.07.04 内科救急科
救急科 敗血症に対する昇圧薬・血管収縮薬 敗血症における臓器障害のメカニズムは明らかにはされていませんが、血管拡張と組織微小循環の障害による血流分配の異常が関与しているという説が提唱されています1。初期輸液とともに、血管収縮薬が頻用されますが、いわゆる「カテコラミン」に類するものが... 2025.06.01 救急科
内科 ビタミンB1欠乏症の症状・検査・治療 臨床でよく問題になるものの、診断も治療も手探りになりがちなビタミンB1欠乏症。ビタミンB1は数週間のうちに枯渇しうる重要なビタミンで、不足するとWernicke 脳症や脚気心をきたします。ビタミンB1欠乏の症状や有効な検査、治療薬とその投与量について説明します。 2025.05.22 内科救急科神経内科精神科
内科 Cheyne-Stokes 呼吸 Cheyne-Stokes 呼吸について解説しています。概要、メカニズム、原因となる疾患のほか、もし Cheyne-Stokes 呼吸をみつけた場合の対応の流れ、鑑別すべき異常呼吸も概説しています。 2025.05.19 内科